全日本合気道演武大会
2017年 第55回 |
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雨上がりの爽やかな晴れの日、8000人余りにのぼる出場者が日本武道館に一同に介し、それに見学者を加えた大勢の中で滞りなく開催されました。海外における合気道も2002年には全世界80カ国と記録していますが、現在は130カ国以上と、拡がっていることが演武大会を見ても感じられました。 西新宿合気会にとっては、2001年から通算17回目の大会。毎年恒例のように出場させて戴けていることを大変ありがたく思います。 合気道の演武大会とはどういうものですか?戦って勝敗を決めるのですか?と、合気道をよく知らない人からしばしば質問されます。 そのおかげで、私は大会に向けての自身の姿勢を整理する機会になっています。 毎回変わらないことが2つ、ひとつは繋がりへの感謝の気持ちです。合気道と繋がったこと、道主をはじめ合気道の方々と繋がったこと、藤巻先生はじめご指導頂いた方との繋がり、共に稽古するみなさんとの繋がりに感謝して演武しようと思っています。 もうひとつは自分自身を客観的に見直す機会にしようと思っています。その回毎にテーマや目標を考えて本番の演武に挑むのですが、できたこともあれば、できなかったことが毎回たくさんあります。最近は動画もあるのでなおさらよくわかります。でもその難しいことはかえって喜びや意欲にも繋がっている気がします。 今年の演武大会も大変楽しかったです。 直接は接していない設営の方々や見学の方々にも感謝ですね。 天候にも。 ありがとうございました。 |
2002年 第40回 |
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去る5月25日(土)例年ながら天候に恵まれ、第40回という節目に当たる全日本合気道演武大会は(財)合気会/全日本合気道連盟の主催により、千代田区の日本武道館で開催された。 第1回全日本合気道演武大会は、1960年に総勢約150名ほどで開催されたとのことであるが、近年は約6500名もの方々が出場しており、合気道が世界80カ国、約150万人の人々に愛好されるに至ったことの裏付けでもあると言える。 今回、当会にとっては設立後2回目の出場であり、演武大会への出場は初めてという者も半数近くにのぼった。 しかし初参加でも意外と緊張していない者が多く、また、演武内容も個々が十分に納得のいくものであった様子である。 これは偏に普段の稽古が実を結んだということでもあり、責任者としては何よりである。 また今回の演武をご覧戴いた方はお気づきになられたかと思うが、当会は他の道場に比べて、そのほとんどが白帯である。 当会以外にも幾つかの団体がそうであったが、これは将に会が新しいということを示すものであり、裏を返せばその様な団体の出場が増えることは、即ち、合気道が普及を遂げていることの証でもある。 当会がそういう意味で一役を果たせたとするならば、これは大いに喜ばしいことである。 確かに当会でも着実に会員数が増えており、合気道に興味を持たれている方が意外と多いことに気づかされる。 当会の会員には今回の大会出場を機会に、また一歩成長して戴きたいと願うが、当会員以外の方々で今回の演武大会により合気道にご興味を持たれた方は、是非この機会に合気道をはじめられてはいかがかと思う。 合気道との出会いは、必ずあなたの人生においてプラス要素をもたらすものになるであろうと確信しています。 |
2001年 第39回 |
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第39回全日本合気道演武大会は、(財)合気会・全日本合気道連盟の主催により、5月26日(土)に千代田区の日本武道館で開催された。 当日、雨が予想された天気は、大会が終わるまで晴天となり、雨は降らなかった。 天候に恵まれたこともあり、会場は1万人を越える観客で埋め尽くされていた。 演武は、49名の師範、133道場、社会人44団体、20の地域団体、文化センター10団体、連盟5団体、学生連盟8団体、中・高校生22校、少年部5団体、本部一般、防衛庁連合会、合気道学校、学生連盟外、海外4道場の総勢6500名余りにより行われ、最後は植芝守央道主の演武にて締めくくられた。 今回、我々は設立1年半にして、栄えある全日本演武大会への出場という光栄に与った。 道主をはじめ合気会の皆様方並びに、恩師・藤巻先生のご尽力に感謝の念、一入である。 初出場を前にして、我々は適度な緊張と興奮に包まれていた。 いざ演武が始まると、ことのほか伸び伸びと演じることができ、演武の時間は短く感じられた。 皆、仕事の都合などで十二分な稽古ができたとは言い難いが、演武は満足のいくものであり、何よりの結果である。 今後は演武大会出場をバネに、合気道を学ぶ方々の楽しみの場として、まだ合気道と出会っていない方々への普及・紹介を通じた更なる会の充実と、会員数30名超へ向け、地道に取り組んでいきたい。 次のステップ・アップは、秋合宿!である。 |